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ピラティスインストラクターシズの日記〜クラシカルとBreath〜

「クラシカルとBreath」

ある日のクラスのこと。
クラス後に「呼吸がめちゃくちゃ…」と、ちょっぴり不満げに私に伝えてくれた生徒さんがいらっしゃいました。そのクラスは中級者向けのクラスだったので、ビギナーズにさえなれていない場合、無理もないな、と同情いたしました。「呼吸は大事ですよ。」と、どの講師も言うところに、どうやって呼吸するのか、そしてどこで呼吸をするのかを伝えてくれない、ということに対しての疑問は、ジョーの時代からよくあることだったようです。
ジョーはカリスマ的な先生、クララはよき先生ということを聞いたことがあります。生徒が「どうやって呼吸するの?」ときくと、ジョーは「吸って、吐くんだ。」と、いかにも当たり前に答えを返します。クララはそこに「水分を搾り出すようにすべてをはくのよ。」と付け加えたといいます。

「鼻から吸って、鼻から吐きます。」とクラシカルピラティスの講師が生徒たちに教えるとき、必ずといっていいほど賛否両論があります。「シューシューシュー」、「ハー」と、クラス中聞こえてくる呼吸の音もよくあることでしょう。どんなに第一世代(ジョーから直接教わっている弟子の方々)の人でも、エクササイズ中の呼吸の使い方はさまざまだなぁ、というのが私の感じることです。
例えば、キャッシー・グラントのやり方は、呼吸を意識するために、手持ちの風車をその人に口元にもってきて、回し続けながらロールアップ、ロールダウンをする、という大変、ユニークな練習法があったようです。私自身は、その練習法を、キャッシーの生徒だった方からセッションを受けて体験したり、生徒の証言を映像で見聞きしただけですが、実際に風車を回すには、口を細くして、ものすごい勢いで吐かなくては回らないため、ゆっくり起き上がる間中回し続けるなど、誰ができるのだろう、という疑問がありましたが。また、ロン・フレッチャーの呼吸は吐くときに、蒸気機関車のように口から音を出すものでした。
ロンのクラスでは、すべてのエクササイズに呼吸がつきます。まるで「シュー、シュー」という音が動きの合図のようで、何人でやってもシンクロナイズしやすいな、と思いました。

一方でクラシカルピラティスといわれている、いわゆる第一世代のなかでも一番オリジナルに近いといわれる教えを尊重している講師や団体では、鼻から吸って鼻から吐く、という呼吸法を理想としています。しかし、鼻か口か、の前に大切なことは、「穏やかに、ゆっくりと、深く」呼吸をすることが根底にあります。首やあご、胸への不必要なテンションは避けます。クラシカルのエクササイズをしていくうちに酸素の必要量が増えて呼吸のテンポが速くなることは自然です。それでも、いやそれゆえに、呼吸を深くして、上がりがちなテンポをコントロールできる必要がある、とクラシカルの講師であるピーター・フィアスカはその著書の中で説明しています。こちらも第一世代、ジェイ・グライムスは「まるで通りを歩いているときのように呼吸をするんだ」と言っています。

ピーターいわく、ポイントは、呼吸はもちろん大事だけれど、「呼吸の仕方にフォーカスしすぎて行わないこと」だといいます。呼吸のキーは「自然に、穏やかに、深く」というだけ。鼻から吸うのはどの団体も共通しています。吐くときは鼻から、または口から。口はほんのちょっと開いている感じで。これがクラシカルで言われていることです。そして、エクササイズによっては強く強制された呼吸が必要なものもあります。そのときは穏やかさよりも、勢いのある強い呼吸をしなくてはならないでしょう。例を挙げればハンドレッド、リフォーマーでのダウンストレッチ、スネーク&ツイストです。

すべてのことには例外がある、と頭をやわらかくして、さらに、大抵のことにはその理由があると心をオープンにして、自分の学んだものを、自分のものにしていくには、なかなか時間がかかりそうです。
知識に加えて、指導中はそのクライアントに必要なものを与えてあげるというエキストラの力量は、毎日の指導から身につけるしかないことでしょう。さらに、根底にある大切なことを人に理解してもらうということは、急がず、けれど忍耐強く続けなくてはいけない作業なのかな、と深い呼吸をしたところです。

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ピラティスインストラクター シズ

〜インスティテュートスタッフより〜
東京ではシズ先生が通訳を務めるパワーピラティスのトレーニングは下記からご確認ください。
■関東
TOKYO:パワーピラティス・ビギナーマットピラティス・ティーチャートレーニングコース9/17(土)スタート

■名古屋
名古屋:パワーピラティス・ビギナーマットピラティス・ティーチャートレーニングコース12/9(金)スタート

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