「招待状」
NYで資格取得コース、600時間テストを受けるために渡米して3週間ちょっとがた過ぎようとしたころ、コース以外の、いってみれば割と人が一般的に抱くのではないか、という思いに駆られました。 それは何かを始める、または追い続けるにあたっての年齢について。
マンハッタンのチェルシーにあるパワーピラティススタジオには、本当にすばらしい講師群たちが、毎日惜しむことなくクラスを教えています。このような環境にいられることは、NYで学ぶ醍醐味以外なんであろうか!と、とにかく躍起になって毎日スタジオに通っていました。それはコースに参加した仲間も同じです。
今回私が参加したコース、システムIIIには私のほかに3人の生徒たちがいました。このコースは、今までのことをすでにマスターして教えに携わっていなくては、到底パスすることはできないだろう、という最終のまとめ。私は言葉のハンディーも含め、幾分遅れをとっている気がして不安になることもありました。
メンバーの中にKimという、55歳の女性がいました。400時間のテストをみんなでパスした後でした。Kimが帰り道私に言います。「私は仕事も休み、わざわざコロラドからこのコースを取りにきたわ。NYにこの期間滞在するって言うのは経済上楽ではないのに。 シズコ(私の名前)、あのシニアティーチャーたちのようになるには、何年、何十年とかかるのでしょうよ。 600時間の試験は簡単にはパスできないものよ。何で私は今ここでこんなことしているのかしら・・・。」
私はKimより幾分若いとはいえ、同じ事を思わないでもなかったのです。シニアティーチャーの中でも年齢を重ねて素敵な方はいるけれど、今、現役でバリバリNYで教えているのは、20代、30代前半ですでにシニアのレベルにいた人たち。走り出したらいまさら止められない、と思いながら、Kimの気持ちを自分の気持ちと重ねていました。
そんな時、Debyから連絡がありました。Debyは去年出会ったとき、まだ300時間のテストを受けていたころでした。それが今はすべてのプログラムを終了し、スタジオで教えています。元ダンサーだった彼女は、実はもうひとつ本業があって、フォトグラファーをしています。それからハンバーガーショップでアルバイトも。 とにかくちょっとクレージーで、とても面白くって、けれど誠実で正直な彼女は、マルガリータを飲みながら私に言います。
「そういう考え方をしてはだめよ。」不安を打ち明けた後でした。「いい。 私の知り合いのダンサーだった女性はね、ダンスをやめて75歳になってから本を出版したのよ。75歳よ。問題はね、年ではなくて、コミットメントよ。どれだけコミットして、貫こうとするかなの。」
わかっていたようなことなのに、やはり改めてはっとさせられました。彼女自身も50代の女性です。
トレーニング中によく言われることがありました。クライアントを指導する際に“Never arrive 決して到達はしない”ということを忘れないこと。プログレス、どれだけそこに近づいたか、それ自体が大事なんだということ。
4人そろって600時間をパスしたときは、ここが始まりとはわかっていても、その喜びは大きなものでした。Welcom to the club. やっとメンバーになれる資格が取れたわけです。
9月にパワーピラティスマットコースが始まろうとしています。 道のりは長いかもしれません。どんな思いを持っていてもいい。やろう、という同じ志を持った仲間が増えるのを心待ちにしています。
ピラティス インストラクター シズ
〜インスティテュートスタッフから〜
NY帰りのシズ先生!お久しぶりにスタジオでお会いしました。
いつも元気なシズ先生がより一層輝き、眩しい程のパワーを放っていました☆
その輝きには、確かに’招待状’を受け取った証があったように思います!
そんなシズ先生が通訳を務める、パワーピラティスビギナーズマットティーチャートレーニングコース
間もなく開講です!
コース概要はこちら↓
http://www.yoggy-institute.com/school_dt/t_pbm05.html